ふたり

ゆかと敬は全く違う人生を歩んできて別々に死んだ。男と女が入れ替わり新しい人生が始まった。

メレンゲ5 

 制服を着た冴に体から抜け出した私がピッタリ付いている。冴の腕を握ると冴が吃驚するように振り返る。耳元で囁く。
「これが私の能力よ。どこへ行く?」
「特殊班が死体の指紋を調べた。彼は7年前に患者をミスで死なせて裁判を起こされて5年の実刑を受けた。それがどの刑務所にもいない。記録も見れないようになっている」
 ここは警視庁の中だ。彼女はどんどん中に入って警視総監のプレートのある部屋に入る。だが誰もいない。
「話を通している」
と言って時計を気にしながらパソコンを開いていく。特殊な暗号を入れると画面が開く。そこにあの医師の名前を入れる。
 あの医師の少し若い頃の写真が出てくる。彼は整形医師で男を完全に女にすることでは権威だったようだ。だが性転換の失敗で女になった男が飛び降り自殺をしたのだ。
「『メレンゲ』が彼を救い出してプロジェクトに参加させた。そして前嶋病院に送ったのよ」
「どうするの?」
「内部告発は今できない。それであの週刊誌に載せてほしいの」
と言ってUSBを差し込む。
「でも小山さんが危なくない?」
「特殊班が隠密に警備している。でもなぜこの医師が処理されたのか原因がわからないのよ」
「気になることがある」
 私は戻ると金子にメールを送った。
『あの発信機の三宮の病院を調べてくれない?新しく入った若い看護婦がいるかどうか?』
 それから今日取ってきたUSBで原稿を作って小山に流した。






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2017/04/17 Mon. 06:57  edit

Category: ミステリー

Thread: ミステリ - Janre: 小説・文学

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